これからの世界人口増加により、世界は未だかつてない問題と直面すると考えられますが、それでも世界経済は発展し、引き続き世界分散投資では大きな利益を得られ続けると予想されます。
「世界がもし100億人になったなら」という著書をご存じでしょうか?
著者はスティーブン・エモットという、マイクロソフト・リサーチ計算科学研究所所長でオックスフォード大学計算科学客員教授などなど数多くの肩書をもつ科学者です。
基本的には将来に向けて警鐘を鳴らす内容となっています。
ひょしおんぬ同様に、将来の全世界経済成長にかけた投資をしている方は一読されることをお勧めします。
本記事では「世界がもし100億人になったなら」の書評と、それから学べる世界分散投資の未来について考察してみます。
以下記事には未来の株価に期待できる理由をまとめてあります。
よろしければご参照ください。
<目次>
「世界がもし100億人になったなら」から学ぶ世界分散投資の未来【書評】
スティーブン・エモットは、人類の利口さと発明の才が地球のありとあらゆる部分を変えてきており、その結果私たちが地球規模の問題に直面していると考えています。
今世紀中の達成するであろう世界人口100億人に到達するに向け、そしてこれらの問題ひとつひとつが深刻化しつつあると警鐘を鳴らしています。
10億人以上の人が深刻な水不足状態で暮らしている
地球上で手に入る真水の実に70%が農業用に使用されており、この多くは地下の水脈から取っています。
しかし現在では地下の水脈が補充されるペースをはるかに上回るペースで消費されていると言われています。
そして、今後の人口増大に合わせて農業用に使用する水の量も増え、人類が直接欲する水も増えることが予想されます。
日本に住んでいると世界が上記のような状況に陥っていると理解することは難しいですが、世界に目を向けると深刻な水不足(井戸が無いというレベルでなく、文字通り「水が不足する」)という事態に陥っています。
現在は海水の真水化などさまざまな対策が検討されていますが、即座にそれらの対策が功を制するとは限りません。
現在の農業のやり方で100億人を食べさせる手段はない
わたしたちがこれから40年間食べていくためだけでも、過去1万年分の農業生産を全て合わせたよりも多くの食料を生産しなければならないと言われています。
であるにも関わらず、食糧生産性は今後急激に低下するとスティーブン・エモットは予想しています。
それは気候変動(地球温暖化)、土地の劣化(土の栄養枯渇)、水不足が原因で起こると言っています。
最近では新興国の急速な成長によって、着々と飢餓状態に陥っている人口は減少しつつありますが、それにより人口増加ペースが加速度的に上昇し、食糧生産が間に合わなくなる恐れがあります。
「農作物が無ければ肉を食べればいいじゃない」と、マリーアントワネットばりのセリフを吐く人もいそうですが、家畜を育てるにも農作物や水が必要です。
これらの対策には水の確保や、農作物を育てる養分(主にリン酸肥料)が必要となりますが、いまだ問題解決には至っていません。
(つい先ほど知りましたが、上記セリフはマリーアントワネットのセリフだと証明されていないようですね。)
エネルギー不足に陥る危険性が高い
予想されているエネルギー需要を賄うには今世紀末までにエネルギー生産を3倍に増やさなければならない
上記のようにスティーブン・エモットは言っています。
エネルギー消費量は年々増大しており、何年も前から「いつかエネルギーが不足する」と言われながら年月が経過しています。
この問題は多くの読者にとっても「最も身近な問題」だと言えると思います。
日本国内でも再生可能エネルギーの普及に税金を投入したり、住宅への太陽光パネル設置や、電気自動車に補助金が支給されたりと、「エネルギー対策が必要な時代」であることを肌で感じているはずです。
現時点で太陽光パネルの設置や電気自動車に乗ることが、即座に「エネルギー対策」に繋がっているとは言いづらいです
(製品の生産時のエネルギー消費を加味すると)
しかし、先んじてこういった製品を購入した人々より上げた売り上げを元に、各企業は研究に研究を重ね、製品の生産効率をアップ・生産による消費エネルギーを減少させていくと考えられます。
稀に「太陽光パネルや電気自動車はエコじゃない」という文句を見かけますが、どんな製品であっても開発当初は非効率です。
大量生産されるようになるにつれて効率化・エコ化されていくと理解して頂きたいものです。
文句を言ったところで事態が改善さr(ry
それでも人類の発展を信じている
ここまで世界が危機的状況にあることを記事にしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
実際に「このままいけば」人類には破滅しか待っていないのかもしれません。
しかし、過去に幾度もあった危機を人類は乗り越えてきていますし、トマス・ロバート・マルサスの「人口論(1798年)」や、ポール・R・エーリックの「人口爆発(1974年)」でも「世界がもし100億人になったなら」と類似の問題提起がされていましたが、いずれも人類の英知によって乗り切ってきています。
「問題がある」ということはビジネスチャンスでもあります。
問題をビジネスチャンスにする
これだけ大規模な問題を世界中の投資家が見逃すとは考えられません。
よって、今後これらの問題を解決する為の事業に集中的にお金が集まっていくことが予想されます。
そして「人類の為」に全力を注いで対策に乗り出す人もいれば、「自分の利益のため」に危機回避に向けたビジネスを始める人もいるでしょう。
いずれにせよ、問題が深刻化していくにつれて多くの科学者・ビジネスマン・慈善活動化などが対策に乗り出すことはほぼ間違いありません。
人類(ホモサピエンス)が生まれてから10万年ほど立ちますが、人類は常に進化を続けてきています。
これからもそうであることは容易に予想できますので、ひょしおんぬは心配せずに全世界株式への投資を続けていきます。
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筆者はこの記事で紹介する本たちの力によって、
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平凡なサラリーマンがセミリタイアする方法をまとめてあります。
その気にさえなれば誰にでもセミリタイアできることが理解頂けるはずです。
世界経済は今後も発展することが予想されます。
よって「今」が最も株価の低いタイミングだと言えます。
それではまた