最終更新日:2020/3/7
ディーゼルエンジン車に初めて乗った時には良い意味で驚きました。
「ディーゼルエンジンは燃費がいいけどうるさい」 と話を聞く機会があると思いますが、実際にどうなのかディーゼルエンジン車とガソリンエンジン車の両方を使用しているひょしおんぬの感想を記事にします。
【比較】ディーゼルエンジン vs ガソリンエンジン(元は取れるか?)
ひょしおんぬが乗っている車はCX-5(KE)のディーゼルエンジンモデルです。
まずは、乗っていて思うディーゼルエンジンのメリット・デメリットを簡単に書いておきます。
■ディーゼルエンジンのメリット
・燃料(軽油)が安い(レギュラーガソリンに比べ1リットルあたり20円程度安い)
・(特に長距離運転の)燃費がいい
・(常識的な速度域では)加速が楽(アクセル踏み込まなくていい)
■ディーゼルエンジンのデメリット
・停車時、低速走行時はうるさい
・短距離運転の連続は煤がたまる(らしい。通勤で使っても問題になったことなし)
・車両本体が高い
ではさっそく一つずつ解説していきます。
燃料(軽油)が安い
ディーゼルエンジンは軽油を燃料として走行します。
ひょしおんぬの近所のガソリンスタンドでは、レギュラーガソリンに比べて軽油は1リットルあたり20ほど安く販売されています。
ちなみに、新車販売の半分がディーゼルエンジン車といわれるヨーロッパではガソリンに比べて軽油は安くありません(それでもディーゼルエンジン車が売れています)
アメリカも同様に、軽油がガソリンに比べて安いということはありません。
(日本のガソリンが高いのは税金の関係があるだけです)
よって、「燃料が安く手に入る」というメリットを受けられるのは日本だけです。
ディーゼルエンジンは燃費がいい
ひょしおんぬの場合は以下のようにな燃費となっています。
- 街乗り(渋滞有):13km/1リットル
- 高速(時速100km超(新東名)):16km/1リットル
- 高速(時速80~100km):20km/1リットル
おかげでディズニーリゾートへの往復は無給油で可能です。
(寄り道して往復750kmくらい。軽油40~50リットルで往復可能)
高速道路上にあるSAのガソリンスタンドは燃料代が非常に高いので、そこで入れずに済むのは大変助かっています。
また、旅行帰りの疲れた体でガソリンスタンドに寄るのは地味に嫌だと思うのですが、それもなくなります。
「燃料代が安い」も相まって、ディズニーリゾート往復にかかる燃料代は5,000円前後(115円/1リットルで計算)で済みます。
プラス高速料金代(1万~1万5千円)がかかりますが、新幹線と比べると大幅に安く済んでいます。
よろしければ以下記事もご参照ください。
ディーゼルエンジンは加速が楽
高速道路を走っているときによく感じるのですが全車を追い越しする際や、料金所超えた際の加速時など「頑張らなくても力強い加速をする」のを実感できます。
これはひょしおんぬの表現力に問題があり、文字で説明するのは難しいのですがディーゼルエンジン車に興味のある方は、一度試乗・体感してみることをお勧めします。
なお、ひょしおんぬがディーゼルエンジン車を選んだ第1の理由はこれです。
試乗時に加減速が異常に楽(スムーズ?)だったのが気に入ったからです。
(乗り換え前は2,000ccのガソリンエンジン車に乗っていたので、比較対象(前車)が非力だったわけではないです)
停車時、低速走行時はうるさい
ディーゼルエンジンは基本的に音が大きいです。
走行時はエンジン音以外の音が大きくなるので、エンジン音が気になるコトはありませんが、低速走行時等はエンジン音が聞こえてきます。
ただし「前後の席間で会話できないほどうるさい」といったコトは全くありませんし、慣れたらなんとも思わないレベルです。
また力強いディーゼルエンジンの場合、高速走行時も低回転でエンジンが駆動しているので、ガソリンエンジンよりも静かかもしれないくらいです。
短距離運転の連続は煤がたまる
ディーゼルエンジン(特にCX-5)は「短距離運転を続けるとエンジン内部に煤がたまり故障の原因となる」とよく聞くので書いてみました。
が、ひょしおんぬは通勤(渋滞あり)で毎日乗っていた時期もありますが、そういったコトは発生しませんでした。
個体差なのかアクセルワークなのか、定期メンテナンスをしているからなのか、原因は不明ですが、こういった情報が出回っているので、日々のお買い物カーとしては向かないのかもしれません。
(CX-5の取説にも「チョイノリばかりはあんま良くないよ。週1くらいは30分くらい乗ってね」って書いてありますし)
ディーゼルエンジン車は車両本体が高い
パワフルで燃費のいいディーゼルエンジン車ですが、ガソリン車に比べると30万円程度本体価格が高くなります(CX-5の場合)
とはいえ、エコカー減税等が適用され、最終的な支払額は20万円程度に収まります。
この20万円の元を取ろうと思った場合どの程度かかるかグラフで比較してみます。
※年間1万キロ走行と仮定
※ガソリンエンジン車は13.0km/1リットル(4WDのWLTC)
※ディーゼルエンジン車は16.6km/1リットル(4WDのWLTC)
※軽油は115円、レギュラーガソリンは135円を想定
- ・青線:ガソリンエンジン車の燃料代合計の推移
- 赤線:ディーゼルエンジン車の燃料代合計の推移
- 緑線:赤線、青線の差額
こうしてみると、車両購入時の差額(20万円)を、燃料代で元を取るのには6年かかり、10年後にはプラス15万円程度ディーゼルエンジン車が得していることになります。
というわけで、無条件に「ディーゼルエンジン車はお得だ」と断言できる程ではありません。
しかも(マツダの)ディーゼルエンジン車には、定期的な専用オイル交換が推奨されているので、その分(多額ではありませんが)かかります。
「ディーゼルエンジンの低燃費・低燃料価格で元を取ろう」と思う方にはあまりお勧めできない結果となりました。
(年間走行距離が長い方は別)
まとめ:ディーゼルエンジンは金額だけでは選べない
ここまで記事にさせて頂いた通り、ディーゼルエンジン車は長く乗れば乗るほど得だが、”大きく得する”程ではありません。
しかし、ひょしおんぬは次もディーゼルエンジン車にする予定です。
ディーゼルエンジン車の「給油回数の少なさ」と「走りの力強さ」はそれだけ魅力があるからです。
もっと多くの車種に広がってもらいたいものです。
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